元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

チョコレートが好きなのに食べると具合が悪くなる件、そのほか

昨晩、仕事から帰ってご飯食べた後、(なんかすごい疲れたな〜。ちょっと元気だそう)と思って一口チョコを三つ食べたらお腹が痛くなった。たいした痛みじゃないし、そのまま普通に過ごして、一晩寝て、今朝起きたらやっぱりなんとなく痛い。それでも、ご飯作ってお弁当作ってゴミ出しして、痛みはほぼなくなったけれど、ネットを見たら、立て続けに暗めの話題を読んでしまって気持ちが落ち込んでしまった。

 

今だからこそ児童相談所の現状を知ってほしい。お願いします。

 

人間にもセーフモードがほしい - やしお

 

なぜだろう。チョコレートが好きなんだけど、食べすぎると(といってもたいした量じゃない)てきめん具合が悪くなる。お腹が痛いとかの身体的な不調だけでなく、精神的にくる。いったんテンションがあがって、そのあとがくんとさがる感じ。上記二つの記事読んで、言いたいことや書きたいこともあるのに、うまく文章が書けないし、必要以上に滅入ってしまってる。チョコは精神安定にも効くっていうけど、私は逆に不安定になる。なんでだろう。

 

とりあえず、頭に浮かんだことを吐き出たら少しはすっきりするかな。とりとめのない文章になりますが……。

 

私は今、五十代半ば。戦後日本の一番良い時代を生きることができたラッキーな世代だ。子供の頃、「戦争」はすごく昔のことで歴史的事実だと思っていたけれど、実は終戦から20年ほど、サンフランシスコ講和条約締結からは10年ちょっとしか経っていない時期に生まれたのだ。今の若い人は「占領下の日本」なんて想像もつかないだろう。いや、幼い自分にも想像がつかなかったが。当時の大人にとっては、日本が占領から解放されたのは「ついこの間」のことだったのだ、と自分が年をとると気がつく。

 

下級官吏(国家公務員限定の言葉なんですね。知らなかった。)市役所職員だった父とほぼ専業主婦の母の間に生まれた私は、今思えば特に不自由なく育った。周囲には自分よりずっと貧しい人もずっと豊かな人もいた。前にも書いたが、全国から労働者が集まる北九州市という街で育ったこと、父と母の育った環境の違い、自分が選んだ大学、職業、その他、様々な要因による。しかし、多様な人々と出会い生きてこられたのは、なにより時代に恵まれていたと思う。戦争によって、それまでの階層が崩れ(たように見え)、特に資産を持たない者も将来に希望を持てる時代だった。

 

自分の環境は一般的ではないのか

テキパキしてない人、愛想も要領も悪い人(某県公務員の場合)

 

地元の私立大学へ入学して寮に入ったら、「家の周囲数キロは自分の家の敷地」という金持ちの留学生もいれば、「親が生活保護受けてるけど奨学金って受けられますか?」と相談してくる後輩もいた。大学の学費は年間34万で、それでも「毎年倍々であがっている」と学生に批判されていた。今、母校の学費は100万を軽く超えている。今なら私はとうてい進学できなかっただろう。

 

公務員になって仕事をするようになると、より多様な人と接するようになった。役所に来る人は、なにかしら問題を抱えている人が多い。正直、プライベートならかかわりたくないタイプの人ばかりだ。ただ、身内だったり近所の人だったり…自分が生きてきた中で(こういう人はいたよね)と思えたし、共感できないまでも、ある程度その内面や境遇を想像できた。自分自身が貧困家庭に育った職員もけっこういた。今はどうだろう。ダブルスクール組が増え、「余裕のない人」に会ったことすらない裕福な家庭出身の職員に、そういう人の気持ちがわかるのかなと思うことがある。

 

私が公務員だった20年前ですら、市職員だった父が「久しぶりに税金関係の仕事に回ったら、貧乏人に厳しい運用になっていてびっくりした。最高税率は逆に下がってる。昔は最高75%取ってたのに。国の役人に貧乏人の倅がいなくなったせいだろう」といっていたが、その傾向はどんどんひどくなっているような気がする。

 

「普通の人」が、明日は今よりよくなると思えた時代は、ほんの束の間だったのだろうか。結局、資産のある階層が支配する社会に戻っていくのだろうか。なにも持たない「普通の人」がそれに対抗するには、「普通の人」どうしが力を合わせて対抗していくしかないのだけれど、そういった「社会的な活動」に対する拒否反応は強い。なにかよい方法はないのだろうか。党派性などから自由で、日常生活を送りながら、少しでも社会を良い方へ向けていく方法は。

 

www.aozora.gr.jp

いくつか復刻版もでているようですが、青空文庫で読めます。戦後、中学校1年生社会科の教科書として短期間使用されていました。社会のしくみがわかりやすいです。

 

中学校の頃、生徒会に入ってました。あるとき、顧問の教師が「お前にこれやるわ」と投げ渡してきたのが、この「あたらしい憲法のはなし」復刻版でした。巻末の「解説と資料」の冒頭に「ベトナム人民と沖縄県民との共斗をすすめよう!」「自衛隊憲法違反だ!!」といった垂れ幕がはためく砦の写真が載っていました。成田闘争かなにかの写真だったのでしょうか。(なんで、この写真使う? こういう感覚が嫌なんだよ)と思ったものです。私の中学は生徒自治に力を入れていましたが、生徒会役員の意見が他の生徒に受け入れられなくて落ち込んでいた時、慰めのつもりか顧問から「分からんやつはおるって。そんなん気にしたらやっとられん」と言わて(この人数でそんな事言ってたら民主主義なんて成たたなくない?)と反発してました。まじめやん、私。

 

 

夫が帰宅したのでカカオ研究所のチョコを一緒に食べました。「上品な味だね。でも私は…」「カバヤのアーモンドチョコのほうが好きなんでしょ?」「うん」だそうです。