元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

着物の事は何も知らない

先月末に着付けの練習をしてみた。母は和裁の先生の紹介で着物の仕立てを請け負っていたし、姑は着付けの仕事をしていた事もある。今は、二人ともかなり衰えてしまって、何か聞いても「さあ、どうだったかねえ」ばかりだ。元気で頼りになるうちに習っていれば良かったと、つくづく後悔している

 

練習に使っている下の写真の着物を、姑は最初「銘仙かな?」と言っていたが、「この大島は〜」と言ったりもする……どっちなんだ?  私は着物とは全く縁がない生活を送ってきたので、さっぱり分からない。

もう一枚、似たような手触りの着物があって、こっちは父方の祖母のもの。対丈になるように縫い上げられ、腰紐が縫い付けてある。着るのが簡単。でも、私が着るには短いので、縫い上げは(腰紐も?)ほどくしかない。残念。

(中についてる紐は背中心がずれないようにするため?)

 

そして胴裏に少しシミがある。ちょうどクリーニングに出す洋服があったので、シミを放置して大丈夫なのか+着物の種類は何かを聞きに、クリーニング屋(悉皆屋も兼ねている)に持っていった。

 

結果、「カビではないので乾燥したところに置いていれば当面大丈夫。しばらく着て汚れてからお手入れすれば」「これは大島ですね」とのこと。大島? こんな色もあるの?(実物は写真より明るいブルー) あるんだそうです。これが大島なら練習に使った着物も大島なんだろうか。でも、大島はくず糸は使わないというし。「見てみないと分かりませんが、紬の一種だと思います」だそう。銘仙ではなかった。ど素人ながら、銘仙? ほんとに〜?と思っていたので納得。

 

大島紬は「高級品」のイメージが強いが、今時は着物を着る人がいないので、ヤフオク等を見ると数千円で売っている。しつけがついた未使用品でもたいした金額じゃない。着物を着ていた最後の世代が年老いて亡くなったり施設に入ったりで、持ち物を処分する時期が来ているのだろう。

 

この大島はアンサンブルになっていて羽織もある。父方の祖母の羽裏は地味。母方の祖母の羽織は、もっと羽裏が長めだし派手。趣味が全然違う。

とにかく自力で着付けができるようにならなくては。今週も練習するつもり。

 

別の着物で、着倒して衿が擦れているものがある。悉皆屋と相談して羽織に仕立て直すことにした。洗い張りと仕立て直しで多分、四万くらいかかりそう。せっかく自分サイズで作るんだから羽裏も好きな柄にしようと思ったが、近くの呉服屋には無難な暈し柄しか置いてなかった。それでも一万数千円。「昔みたいな柄はもう作ってないですね〜」と言われた。もうすっかり趣味のものになってしまったんだな。