ちょっとした休暇 - 元活字中毒主婦の身辺雑記

二月最終週から仕事を休んでいる。一ヶ月丸々休む場合は、診断書か理由書を出さないといけないらしく、めんどくさいので来週四日間、一日当たり三時間だけ出勤することにした。仕事を休んだのは就職活動のためだったが、ほとんど何もしてない。ちょっとした休暇だ。

ランサーズ経由の趣味のような仕事があるだけで、ほとんど専業主婦生活。気になっていた水廻りの掃除をしたり、庭仕事や繕い物をしたりと、やり残していた家事ができてうれしい。お日さまのあたたかさを感じながら庭仕事をしていると、こんなゆったりした日々がずっと続けばいいのに、と思ってしまう。

能力がある人なら楽に両立できるだけの家事量、仕事量なのだが、私には余裕がなくて、どちらも不満が残る。充足感がない。とはいえ、子供達が独り立ちするにはまだしばらくかかるので、少なくともそれまでは、何らかの形でお金を稼いでいかないといけない。

今の仕事は、自由がきくしストレスもそれほどないが、これ一本で目標額を稼ぐのはきつい。夫は、せっかく保育士資格を取ったんだから一度は働いてみたら、という。たしかにそうだが、人間関係が大変そう。軽作業などのほうがいい気もしている。

そういえば、このブログを書き始めたのは、再就職の記録を残しておこうと思ったからだった。

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苦戦するだろうと思った就職活動は、あっさりと終わり、塾講師と訪問介護ヘルパーの二つの仕事を掛け持ちする生活が始まった。どちらの仕事も大変なことは多いが楽しくて、扶養の範囲内なんて言わずにしっかり働くぞ、と思っていたのだが……なかなかうまくはいかないもので、家庭の事情と自身の体調不良のせいで、どちらの仕事も辞めてしまった。結局、50代も半ばになったのに、これといったキャリアを積むこともなく、かといって、家事に専念するでもない日々を過ごしている。

何も成し遂げずに少しずつ死んでゆくけど、不幸ってことはない

という記事をちょっと前に書いたが、正直、生きていくことに疲れている。今月いっぱいは、ほぼ休暇なので、この疲れが少しでも解消できればと思っている。また、いまさらキャリアがどうのという年でもないし、興味が持てそうな仕事を気長に探していきたい。少し前に体調を崩した時の精密検査の結果も来週には出るし、帰省していた娘も帰っていったので、月の後半は本腰を入れて職探しをするつもりだ。

昨年末に亡くなった祖母は90歳過ぎまで現役の主婦だったし、実家の母も80歳を超えてますます元気だ。私もその血をひいている。このまましょぼくれて弱っていくのは嫌だ。何も成し遂げずとも、寿命が尽きるまで、人生を楽しんでいきたい。