元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

スタンド使いは惹かれ合う

昨日は、小学校で本の整理をしながら、サークル仲間と過ごしてきました。小中学校で絵本を読んだり朗読をしたりするサークルです。多い時には30人近い保護者が入っていましたが、今は助っ人をいれても10人足らず。女性の社会進出が進んだ結果かもしれません。いまどき、朝9時前に学校に出向いて絵本を読む暇がある人は、そういないのでしょう。

 

今残っている人の多くは、私と同年輩の主婦です。なぜか癖が強い夫を持った人ばかり。「幼い子供と散歩に出たのに、虫の観察に熱中して動かなくなって、困った子供が一人で家に帰ってきた」「仕事中に意味もなく席を立って職場内をうろうろ歩き回るのはやめろ、と上司に注意されたらしい」「家中に趣味のものが散乱している。どれもやりかけ。過集中と放置の繰り返し」「向こうから話しかけてきたのに返事をすると無視。すでに興味が他のことにうつっている」といったエピソードに事欠きません。「あ〜うちもよ。あるある!」と話がはずむことも多いです。

 

そういう自分たち自身も、実はけっこう曲者かも。匂いや光に過敏、整理整頓、お金やスケジュールの管理ができない、空間把握能力が異常に低い……などなど。どの人もちょっとした困りごとを抱えています。自分がそんなだから「普通」の範疇が人より広く(この人、ちょっとヤバいのでは?)という警戒感が働きにくいのでしょうか。

 

たまたま、別の友人と会った時に、「こんなに癖がある人が集まるって不思議。なんでだろうって思う」というと「スタンド使いは惹かれ合うってやつだね」と言われました。私は読んだことないけど、有名な漫画のセリフなんですね。検索してみて苦笑いするしかありませんでした。

 

「難がある人からしか好かれない」といった趣旨の記事があって、盛り上がってました。実は、私もそういうとこがあります。相手がストーカー化するなど、トラブルになることもあり、若い頃は(なにか私に落ち度があるのか? ラフレシアみたいに変な誘引力があるんだろうか)と悩んだものです。

 

私は、昔から一人でぼんやり過ごすのが好きです。用事もないのに、あえて自分から他人に近づく必要性を感じません。恋愛は自分には無縁なものと思っていました。積極的に向こうから寄ってこられると(めんどくさい。距離感近くてうっとおしい)と敬遠しがち。でも、(へ〜変わってる。何だ?この人。おもしろいなあ〜)と興味を惹かれる人には自分から寄って行ってしまいます。結果として癖が強い人と親しくなる機会が多く、相手からは(向こうから寄ってきたし好意を持たれてる)と思われていたのだろうなと、今になって思います。落ち度と言えば落ち度か。

 

冷静に考えて、モテる人や、なんのへんてつもない(失礼)人と付き合いたかったかというとそうでもないです。癖が強い人と付き合うと、コクがある人生が送れます。特におすすめはしませんが。

 

 

ジョジョの奇妙な冒険」は読んだことがありません。「ワンピース」(こちらも読んだことない)よりは面白そうな気がする。ところで、こういう帽子ってどういう人がどういう用途で買うんだろうか。実用?