私生活やら仕事やらで子供とつきあってみて思うのは、「ごく少数(各1%くらい?)の上位と下位をのぞけば、小学生の学力ってたいして差がない」ってこと。大多数の子は五十歩百歩。やる気と自信、ちょっとしたコツによって差がついて見えるだけだと思います。
それから小学校の通知表ってあまりあてにならない。担任と相性がよいか悪いかで全然評価が違う。担任に認めてもらえると自信もついてやる気もでて成績ものびるし、その逆もある。小学校で「成績の良い(と見なされる)子」が「学問に向いている子」とイコールって気がしないです。
自分の子供時代を振り返ってみても、小学生の頃、学級委員とかしていてみんなから「勉強ができる」と思われていた子が、その後もずっと「勉強ができる子」で、いわゆる一流大学に入ったり、その後学力を生かした人生を送っているかといえば、そうでもない。
たしかに、学力に応じて授業が受けられればいいとは思う。そうすれば小学校時代に(どうせ自分は勉強できない)と思い込んでしまった子が中学校で本当に勉強が分からなくなってしまうことも減ると思うので。
ただ、早い時期に学力別クラスを編成したとして、どの子に対してもきめ細かな指導ができるのか疑問。上位の子にどんどん高度なことを教えるのはわりと簡単な気がするけど下位の子にじっくりと時間をかけて理解させるのは難しそう。それぞれつまずいている箇所は違うので。
結局、上位と下位の差がどんどん開いて、今以上に挽回不能になりそう。寺子屋方式で、年齢と関係なく勉強できるシステムがベストだと思うけど、難しいだろうなあ。
「下から7割の人」も中学校卒業レベルの知識と思考力をしっかり身につけるようなシステムができれば世の中はもっとずっと良くなるような気がします。あ、自分もその中に入ってますが(汗)
*追記*
時間が経つとわからなくなるので。これは下記の記事をざっと見た感想。