元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

昨日のこと〜ありふれた1日(意味なく長い。すごく長い)

朝5時過ぎに目が覚めた。もう一度寝なおす時間はないなあと思いつつ布団の中でごろごろ。6時に起きだして顔を洗って口をすすぎ、朝食の用意。味噌汁を作り、弁当のおかずを用意する。作り終わったら、先に食べ始めていた夫の横で朝食を取る。7時過ぎに夫を送り出して片付けをする……はずが、TVで朝ドラを見たり、パソコンつけてだらだらネットを眺めたり。今日は仕事が休みなので、歯医者の予約を入れている。なので入念に歯磨き。

 

8時過ぎに小学校へ。今日は朝読書の日でもある。四年生の前で「王さまと九人のきょうだい」を読んだ。次々に難題をふっかける王さまに一人ずつ立ち向かい、最後はやっつけてしまう兄弟の話。赤羽末吉さんの絵がすてき。聞いている子供達が「次は**の番だよね」と展開を予測してお互い話しているのが可愛くてたまらん。

 

王さまと九人のきょうだい―中国の民話 (大型絵本 (7))

王さまと九人のきょうだい―中国の民話 (大型絵本 (7))

 

 

似たような話で『シナの五にんきょうだい』というのもある。元は福音館書店から石井桃子訳で出版されていたが、「シナ」という言葉や、中国人の戯画化が問題になって重版中止。今は瑞雲社から出版されている。私はこっちの漫画っぽい絵や勧善懲悪関係ないとこも好きだけどなあ。

 

シナの五にんきょうだい

シナの五にんきょうだい

 

 

読んだ後、用事のある人は帰り、残ったのは三人。一人が「知り合いの子が作った紙芝居を補修したいけどどうしたら良いか」と、司書をやっているもう片方の人に相談していた。見せてもらったらレベルの高さにびっくり。なんでも手作り紙芝居コンクールがあって、その受賞作品らしい。

 

kamibunkyo.jimdo.com

 

司書の人がいうには「コーティングしてもよいけど原画の上にべったり貼るのは、もったいない。使用しないんなら、このままがよくない?」結局、知り合いにスキャンしてくれそうな人がいるので複製を作る、裏にセロテープを使ってるところだけ最低限補修するということに落ち着きそう。紙芝居の彼女が帰ったあとは、残った二人で蔵書整理。手に取ったこともない本が続々とでてきた。読み耽りたいけどがまん。

 

11時から歯医者だったので、いったん家に戻って急いでもう一度歯磨きして行った。「診察券忘れました、すみません」と窓口に告げると「あれ? 15時ですよね?」恥ずかしい。帰宅して診察券を見直すと、先週の欄の時間だけ見て行ったことが判明。ま、よくあることだ。気を取り直して……まただらだらと過ごす。

 

気がついたら昼なので、昨晩の残り物を食べる。大根と豚バラ、春雨の炒め煮。少し甘めのしょうゆ味。八角を効かせると美味しいんだけど、夫がスパイス類が苦手なんでいれてない。一味でもふればよかったと食べ終わって思った。

 

昼過ぎからおもむろに洗い物、洗濯、掃除を済ませる。15時から歯医者へ行き(今度は診察券を忘れなかった!)、そのあと買い物に寄ったので帰宅は16時過ぎ。夕食にブリの照り焼きを作って、ほうれん草をゆがく。隣の父母の家におすそわけに行ったら妹とその従妹が来ていた。一緒にランチをしてきたそうだ。若宮宮若市にあるイタリアンのお店。おしゃれで美味しくて、いうことないね、と話しながら食べてたら、デザートから数センチの紐状の繊維がでてきたらしい。取り替えてもらったけど、最初のより小さかった、なんか最後でケチがついちゃった、と言っていた。お店もばかだなあ。こうやって広まるのを考えたら、一品サービスでもしておけばよかったのに。

 

コールセンターの仕事は今月末で終わる。妹は業務終了がわかったその日に次の仕事を決めてきた。その行動力や決断力を尊敬する。私なんか、ぐずぐずだらだらして未だ何も決めていない。就活のことや歯医者の費用のこと、子供のことで、ストレスが溜まって気持ちが滅入る。いや、息子の調子は良いのだ。先週末の電話口では、大学の事務的業務を手伝うので報酬が出るといってたし、良すぎて怖いくらいだ。良いことすらストレスになる自分はいったい何なんだろう。

 

夜、友人と会う約束をしていたので、夫に夕食のあれこれを書き置きして17時過ぎに家を出た。仕事帰りの友人と会って、ウエストでうどんを食べて雑談。友人宅でおいしいコーヒーを淹れてもらって、だらだらごろごろしながら雑談。上野千鶴子の東大でのスピーチの話をして「東大生全員が恵まれた子じゃないのにね。学力は高くても障害や病気を持ってたり、家庭に問題がある子もいるだろうし、貧乏を克服してきた子だってきっといるのにね」というと、「彼女みたいな特権階級にとっちゃ、そんな東大生はゴミクズで眼中にないんじゃないの? 施しを与えるに値する”恵まれない人”でもないしね」といわれた。辛辣。

 

帰ったら21時半。夫はちょうど風呂からあがったところだった。私も、風呂に入って歯を磨き、22時過ぎには寝る……はずが、だらだら。「いいかげんに寝たほうがいいよ」と言われながら、ようやく台所を片付けて明朝の米を仕込み、23時過ぎにしぶしぶ就寝。もともと、夜型人間だったので、夫に合わせて早く寝るのがずっと苦痛だった。(昔は、10時前には「早く寝て!人が起きてると寝られない」って怒られてた)でも、考えたら、おかげさまでなんとかここまで生きてこれたのかもしれない。一人暮らしだったら、規則正しい生活とか絶対無理。もっと早い時期に回復不能なくらい体調を崩していた可能性が高い。二人になった今は、かなり気ままに暮らしている。感謝しないといけないのかなあと思いつつ、子供達が使っていた二段ベッドで一人眠りについた。