すでに自宅の本棚からは除外された本達。アパートに置いている「家事と英語とダイエットの本」を処分することに決めた。まずは本棚から「暮し」に関する本を抜き出してみた(料理と手芸の本は除く)。全部で51冊。意外と少ない。特にダイエット本はほとんどなし。あれ? もうちょっと買った気がするけどな。
「暮しの手帖」は、一時「一世紀」のものを大量に保管していたけれどeasyseekがまだ健在だった頃に人に譲ったり、古本屋ごっこ時代に売ったりでなくなってしまった。たった一冊残した96号は戦争の記憶がまだ生々しい時代の手記集。最近復刊したのは喜ばしいことだ。15号は「暮しの手帖」迷走期の記念。この時期はすっかり時代遅れの雑誌になってしまっていて(これからどういう雑誌になるんだろう?)と思いながら立ち読みしたり時々買ったりしていた。松浦弥太郎さんが編集長になって安定した感じがするけど売れているんだろうか。41号は大好きな高田敏子さんの特集が載っていたため保管していたもの。
「REAL SIMPLE」は記事のところどころに本からの引用が書いてあったりするのがおもしろく何度か買った。ぺらぺらな風呂敷とか使いづらいブックカバーとかが付録につくのは気に入らなかったけどあれは人気があったのかしら。休刊になってしまったので記念に2冊。節約主婦雑誌よりおしゃれな感じだった。中途半端だったのかな。
「和楽」は病院の待合室とかに置いてそうな豪華な雑誌。以前はたしか予約購読のみだったと思う。どんな雑誌か知りたくてブックオフで購入。プレ創刊号と創刊号なのでなんとなくこれも記念に取っていた。手に取ると重いです。
「クロワッサン」はなんでこの2冊なんだろう? たぶんコンビニでなんとなく購入したもの。ダイエット本は読むのは好きなのに全然やらない。そろそろやってみたほうがよい体型になりつつあるのだが……。寺門琢己の本が3冊もあるのにやった記憶がない。はやりものに手を出しただけだったのだろうか。
はやりものといえば「工夫生活のススメ」「「天使は清しき家に舞い降りる」の2冊ははやったものだ。山崎えり子さんは逮捕されたあとどうしているんだろう。「天使は〜」は家事ものとしては珍しい題にひかれて購入。今読んでもおもしろい。ちょっと読み返してみようと思う。「暮しの用具手入れ集」は家庭科の教科書っぽい。「クウネル」の阿部 絢子さんの連載みたいだ。「エプロンメモ」は雑誌の連載として読むと楽しいのに一冊にまとまると意外と読まない。装丁がかわいいので持っているだけ。「石けん・洗剤100の知識」は一度ちゃんと読もうと思いながらそのままになっている一冊。
『アジア的シンプル生活術』は朝日新聞社刊だけれど、こういう「暮し」関連のエッセイは晶文社かじゃこめてい出版がたくさん出していて、一時かたっぱしから読んでいた。クニエダヤスエさんや西村玲子さんの本は特に好きだった。(いつか自分もこういうおしゃれなマダムになりたいものだ)と思っていたが現実はきびしい。大橋歩、堀井和子、吉本由美、高田喜佐、原由美子あたりの本もよく読んだ。伊藤比呂美さんはちょうど子供が小さい頃にはやった。何冊か読んだけれど、(きっとこの人はすごく真面目な人なんだろう)という気がした。『のろとさにわ』を読んで痛々しいと思ってから読まなくなったけど、実家で新聞を読んでいたらこの人のエッセイが載っていて(まだこういう仕事をしているんだ)と意外だった。今、何才なんだろう。もう孫がいたりして。
たかぎなおこや杉浦さやかは、本自体がかわいらしくブックオフで購入。「暮し」関連の本の書き手にははやりすたりがあるんだろうか。ブックオフの100円本コーナーに行くと、写真がきれいだったりイラストがかわいかったりな本がたくさんあって、つい買ってしまっていた。そういえば数年前の昼下がりにサスペンスを見ていたら、犯人が写真を本にはさんでいてそれが重要なてがかりになる、というシーンがあった。大橋歩さんの本で、(あれは、主人公の嗜好を考慮して選本したんだろうか)(新刊本かな、古本かな、それとも誰かの私物?)と気になってしまった。
さて、この本達だけれど、今から行き先を見つけなくては。ネットオークションに出してみるかなあ。100円本として売ってるくらいだから売れなさそう。友人、知人にいらないか聞いてみようか。