元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

佐々木マキのTシャツが気軽に買えるくらいは稼ぎたいんだが

今はメインの仕事が休みのため、農業の仕事をしている。このままだと扶養の範囲を超えそうだが、もう気にせず働こうと思っていた。ところが、姑が体調を崩し料理を作るのが難しくなってしまった。「毎日の夕食を作ってやって欲しい」と夫からお願いされている。

 

両親の夕食時間は早い。夕方五時過ぎには食べている。メインの仕事が終わって帰宅するのは六時くらい。ぜんぜん間に合わない。作り置くか? と思ったが、いつ作るかとなると……私の能力では時間を捻出できそうにない。

 

ということで、多分、仕事を辞めることになりそう。事態が好転する可能性もゼロではないので、もうしばらく様子見だけど。農業の仕事と在宅ワークの収入から娘への仕送り分を除くと、ほんのわずかしか残らないなと思っていた矢先。メールをチェックしていたら、メディアリンクス・ジャパンから「グラニフが佐々木マキTシャツを販売する」というお知らせが来ていた。

グラニフ から
佐々木マキ先生のTシャツのシリーズが発売されます!



佐々木マキ先生のイラストとのコラボによる初のアパレルのシリーズが発売されます。
ラニフの公式サイトには近日中にアップされます。
https://www.graniph.com/
公式サイトおよび、各地のグラニフのショップで購入可能です。

詳しくはこちらのYOUTUBEのグラニフ公式動画をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=636z0RSltNE

 

これ、ほしい! でも、 買うのを躊躇してしまう。生活必需品ってわけでもないし、贅沢すぎるかも……。

 

昔から佐々木マキが好きだ。活字中毒だった頃は、出版作品をコンプリートする勢いで手当たり次第に買い込んでいた。少し前、体調が最悪だった頃、希死念慮を紛らすために身辺整理をして、本もほとんど売り払った。それでも佐々木マキの本数冊は手元に残した。

 

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エッセイ二冊。『ノー・シューズ』には『ぼくのスクラップ・スクリーン』 が「ほぼ全文」(と書いてあった。「ほぼ」ってことは全部じゃないのか?)収録されている。しかし、『ぼくの〜』は長年何度も読み直した本で愛着が強く、手放せなかった。この人のエッセイは本当にいいです。ぜひ多くの人に読んでもらいたいです。

 

ノー・シューズ

ノー・シューズ

 

 

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絵本で残したのはこの一冊のみ。収録されている三作品は、現在一作品ずつ出版されている。大大大好きだった『やっぱりおおかみ』は親しい友人にプレゼントした。主人公に似てると昔から思っていた人だ。形見分けのような気持ちだった。なんとか生き延びたことだし、また自分用を買うかな。

 

やっぱりおおかみ (こどものとも傑作集)

やっぱりおおかみ (こどものとも傑作集)

 

 

ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします

ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします

  • 作者:佐々木 マキ
  • 出版社/メーカー: 絵本館
  • 発売日: 2000/05/01
  • メディア: 単行本
 

 

ムッシュ・ムニエルとおつきさま

ムッシュ・ムニエルとおつきさま

  • 作者:佐々木 マキ
  • 出版社/メーカー: 絵本館
  • 発売日: 2001/10/01
  • メディア: 単行本
 

 

ムッシュ・ムニエルのサーカス

ムッシュ・ムニエルのサーカス

  • 作者:佐々木 マキ
  • 出版社/メーカー: 絵本館
  • 発売日: 2000/10/01
  • メディア: 単行本
 

 

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この三冊は、子供部屋の本棚に並んでいる。「たくさんのふしぎ」シリーズは傑作が多い。『南極のスコット大佐とシャクルトン』を読んだ後、『エンデュアランス号漂流記』を読んでみようと思いつつ、そのままだ。仕事が減ったし、今なら読めそう。

 

エンデュアランス号漂流記 (中公文庫BIBLIO)

エンデュアランス号漂流記 (中公文庫BIBLIO)

 

 

『ノー・シューズ』に、古い雑誌の記事をコピーしたものが挟まっていた。裏に「月刊絵本 S.49.3.4月号」と書いている。雑誌は売ったが、この記事だけは持っておきたかったのだ。

 

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 (記事中に「紅茶や緑茶といろいろサービスしてくださった夫人は、大きな瞳をくるんとさせながら時折話題に入る」とある。この頃すでに結婚していたんだな。)

 

メディアリンクス・ジャパンからメールが来るのは、ずいぶん前に通販で『私家版 アンデルセン・絵のない絵本』を購入したからだ。 佐々木マキが画学生の頃、恋人にプレゼントするために描いたという本。

佐々木マキ先生の 私家版 アンデルセン・絵のない絵本

どこか斜に構えているようでクール。だけどロマンチスト。佐々木マキ、最高だな。やっぱりTシャツ買おう。