久しぶりに「ナスのグラタン ムサカ風」を作った。家族みんなが大好きなので定期的に作る。元々は『ロイヤルホテルの家庭料理』(暮しの手帖社)に載っていたもの。
作り方を覚えるまで本を見ながら調理していたので、そのページ付近がかなり汚れて残念なことになっている。コピーやメモを取るという発想がなかった。
おおざっぱにいうと、「揚げナスでミートソースを包んでオーブンで焼いた料理」
元々のレシピを簡単に書くと
1 ナスを縦に薄切りにして塩をする
2 玉ねぎ、ニンニクをみじん切り
3 ふるった小麦粉をナスにつけて狐色になるまで揚げる
4 ナスの油を切ってグラタン皿に敷き詰める
*あとで折り返してソースを包めるように余らせた部分を器の外に垂らしておく*
5 中身に入れる用のナス(3で揚げたもの)をみじん切り
6 トマトを湯むきして種をとる。粗いみじん切りにしてジャム状になるまで煮る
7 マッシュルームをうすく切ってバターで手早く炒める
8 マッシュルームを炒めた鍋に挽肉を入れて炒める
9 色が変わってきたらトマト、玉ねぎ、ニンニク、刻んだナスを入れて炒め、塩こしょう
10 9にドミグラスソースを入れ、温まったら生卵を溶いて流し入れる
11 10をナスを敷いたグラタン皿に流し込む
12 器からはみ出していたナスを折り返すようにしてソースを包む
13 パン粉をかけてサラダ油をたらす
14 オーブンで上に焦げ目がつくまで焼き、最後にパセリを刻んでかける。
……簡単に書いてもかなり工程が多い。
写真が多いので作り方がわかりやすい。かなりボリュームがある料理。最近は人数ごとに分けずパイレックスの長方形の器でまとめて焼いている。
我が家ではナスは斜め切り。包むのではなく器の上下に敷き詰めてソースを挟む形(長いままだと揚げにくいし食べにくい)、小麦粉はふるわない(無問題)、「パン粉にサラダ油」の代わりにとろけるチーズたっぷり(パン粉がこげやすい、チーズ好きなので)、トマトは常備している自家製ピューレを使うor輪切りにして種をとったトマト(湯むき不要)を適当に差し込むかナスの上に載せる(食べる箇所によって味に変化ができてこれはこれでよい)パセリやマッシュルームはたいてい省略。なお、ナスを揚げる時はフライパンを使うと油の量が少なくて済む。
ナスを揚げることや後片付けを考えると「めんどくさい…」と思う。でも、めんどくささを補って余りある美味しさなので、これからも元気でやる気がある日には作ると思う。
ネットで見つけたこのレシピも美味しそう。さまざまなムサカが紹介されていて読むだけでも楽しい。
結婚した時に、友達にリクエストして暮しの手帖社の料理本3冊をもらった。『おそうざい十二ヶ月』はかなり役に立った。『ロイヤルホテルの家庭料理』『おそうざいふう外国料理』はあまり活用できなかった。新婚の頃『おそうざいふう外国料理』に載ってる「花しゅうまい」を作って失敗したことがある。料理初心者なのに皮から手作りって……我ながらチャレンジャーだった。今はもっと手軽に美味しく作れるレシピがたくさんあるので、料理経験が割とあって応用が効く人向けの本かもしれない。
『おそうざいふう外国料理』を参照して料理を作った人の記事。そうか「衝撃を受ける」か…。ブコメ読んだら、この本を擁護する声が多くて意外。「はてな」利用者の平均年齢高そう。
暮しの手帖社のサイトをみたら、3冊ともまだ現役で流通してました。