「おっさん世代ってどんな雑誌読んでたの?」ってあったのでおばさんだけど書いてみる。ちなみに50代半ば。
1970年代前半
「めばえ」「たのしい幼稚園」「小学*年生」
子供の頃は、年齢に応じた幼年誌や「小学*年生」を買ってもらってました。同級生もたいてい買ってもらってた気がする。付録が楽しみでした。
「科学」「学習」「読み物特集号」
年間購読するのが決まりだったと思います。学研の「科学」「学習」は毎年どっちを買ってもらうかで悩みました。付録は圧倒的に「科学」が魅力的だけど、本誌は「学習」が読みたい。結果として、小学校6年間を通して、私は「学習」、3つ違いの上の弟は「科学」でした。また、長期休暇前には学校で「読み物特集号」の斡旋があって毎年購入してもらってました。
調べたらこれみたいです↓
学研の読み物特集号(読み特) | 調べ方案内 | 国立国会図書館
あと、以前ブログでも書きましたが、裕福な親戚の家で「子供の科学」を初めて知ってうらやましかった思い出も。近所の本屋で見たことなかったし(視界に入ってなかっただけかな)読んでる友達もいなかったので。
母の実家は「暮しの手帖」を毎号とっていて、藤城清治の挿絵がついた童話を読むのが楽しみでした。「主婦の友」や「主婦と生活」は母が年によってどちらかを定期購読していました。元旦号には家計簿が付録でついてたと思う。子供が読んでおもしろい記事は皆無でした。
ロンドン橋でひろった夢―影絵の絵本 (お母さんが読んで聞かせるお話)
- 作者: 香山多佳子,藤城清治
- 出版社/メーカー: 暮しの手帖社
- 発売日: 1984/01/01
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「暮らしの手帖」の童話は見開き2ページかそこらの連載でしたが、影絵が美しくてうっとりしました。
1970年代後半〜1980年代前半
中学生のときに「詩とメルヘン」高校生になってから「装苑」を愛読してました。多分、両方とも毎号買ってました。当時は醜形恐怖症気味だったし現実逃避したかったのかも。後者二誌は父が定期購読してました。「Number」は写真がかっこよかったし記事も面白かったです。「将棋世界」はあまり興味がなくて見てないけど棋士の名前はこの雑誌のおかげでけっこう覚えました。林葉直子さんは本当に綺麗だった。父は蛸島さんのファンでした。
陸上のアシュフォード選手が表紙になった号があったと思ったのに検索しても見当たらない。記憶違いかなあ。「こんな美しい人間がいるのか」と思って眺めたんだけど。記事中の写真だったのかしら。
「家庭画報」
母が、「主婦の友」や「主婦と生活」の記事がおもしろくないといって「家庭画報」に変えました。でもあまり長くは購読してなかったと思う。写真が綺麗。眺めて楽しいけど(うちとは経済レベルが違う)と思える内容。
「天文ガイド」
中学、高校と科学系のクラブ所属だったので。レンズっちゅうもんがめちゃ高いことをこの雑誌で知った。
1980年代(大学生)
「FMステーション」「シティ情報ふくおか」「おいらの町」「ビックリハウス」「本の雑誌」「夜想」「BE-PAL」
自由な時間が増えて読む雑誌が急速に増えました。上に挙げた雑誌以外も、本屋でめちゃくちゃ大量に立ち読みしてました。「文春」とか「新潮」などのおじさん向け週刊誌も好きなコラム欄だけチェックしてました。
「FMステーション」は 鈴木英人 のイラストが印象深いです。「シティ情報ふくおか」「おいらの町」は福岡、北九州の情報誌。時々気が向いたら買ってました。この3つはネットがない時代ならではの雑誌だと思います。「ビックリハウス」「夜想」は大学の同級生に勧められて借りたり立ち読みしたり。「本の雑誌」を読み始めたきっかけは覚えていません。「BE-PAL」は当時付き合ってた人が毎号買ってたのでそれを読んでました。片岡義男の物にまつわるショートエッセイが連載されていて、紹介してあったイムコのライターとか買ったっけ。
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こういうの。華奢で小さくて軽い。
1980年代後半〜1990年代前半(社会人)
「クレア」「マリ・クレール」
「クレア」は読み物が多くてお得感があったので創刊号から買ってました。たしか記事書いた人の略歴にもれなく出身大学が書いてあって(おっさん雑誌っぽいなあ)と思った記憶が。(間違ってたらすみません)「マリ・クレール」は写真が綺麗だし、突き抜けてオッシャレ〜な感じが気持ち良くてこちらも時々購入。「本の雑誌」は引き続き毎号立ち読みして気に入ったら購入。
1990年代後半(専業主婦)
久しぶりに「暮しの手帖」を買ったら迷走中で全然おもしろくなくてびっくり。その後も怖いもの見たさで毎号本屋でチェック。それ以外にも雑多な雑誌を本屋で立ち読みしまくってました。「クレア」は引き続き買ってたような。筑摩書房から「頓智」という雑誌が出たので愛読するも一年で休刊(今も捨てずに本棚に並べてます)。「コミックFantasy」は森雅之や須藤真澄、ますむらひろしなど、私にとっては夢のようなラインナップの漫画雑誌で定期購読していましたが、こちらも廃刊。悲しかったです。(今回調べたら「コミックFantasy」も「夜想」もウェブサイトが出来てました。知らなかった。)
(掲示板によれば、このサイトを運営していた榎本さんという方は2020年にお亡くなりになったそうです。このサイトが消えなければいいのだけれど。)
2000年以降
松浦弥太郎によって立ち直った「暮しの手帖」大橋歩の「アルネ」「Ku:nel」「SWITCH」「Coyote」などなどを気が向いたら読む、買う日々。
そして、ここ数年はほとんど本を読んでません。雑誌も同じ。サンデー毎日、新潮、文春などの週刊誌は好きなコラムをちょこっと立ち読みしたりはする。それくらいです。
年末の忙しい時期になにやってんだろ。ひとまずこれで終了。
追記
そういや、8歳下の弟(現在40代)は10代の頃は「アニメージュ」買ってた。あと「ニュートン」は親が創刊号からかなりの間定期購読してた。自分のためなのか子供の教育を考えてなのかは不明。あと、古本屋ごっこやってた頃、「太陽」という雑誌にはまって相当集めたことがある。リアルタイムでは読んでないけど。写真も記事も今見てもおもしろい。ていうか広告とかは今見るほうが楽しい。
「装苑」と「詩とメルヘン」を思い出して書き足しました。自分の身なりには構わない癖に「装苑」のファッション記事はとても好きでした。鷲尾いさ子のデビュー記事とか載ってたなあ。「詩とメルヘン」は高校二年の頃、急に(もう卒業しよう)という気持ちになり文芸部の友達に貰ってもらいました。
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