五味太郎の対談記事があったので読んだ。長いけど面白かった。
五味太郎×國分功一郎トークイベント「絵本と哲学の話をしよう」@銀座蔦屋書店2018年9月28日 イベントレポート 1/4
おじいさんになっても変わらないなあ〜。あいかわらず強いな〜と思った。例えばこういう発言。
今「仕事がない」みたいなことを言う人がいるけど、そういう状態がよく理解できない。仕事って、作ればいいんだよ、という感じ。待ってると仕事は無いだろうなと。
どんなとこでも、どんな人相手でも「俺は俺のやり方でいくぜ」って感じで堂々としてる。そこに無理がない。でも、それができない人の方が多いんだよな。だから五味太郎って人気あるんだろうな。
五味太郎との出会いは、多分40年くらい前。みんな知ってる傑作「みんなうんち」。
年が離れた弟がいたのでリアルタイムで読んだ。でも特別な感想はなかった。ふ〜んって感じ。「かがくのとも」では柳生弦一郎の絵本なんかのほうが好みだった。
その次は、随分たってから。母が「おもしろい絵本見つけた」といって、「言葉図鑑」を買ってきた。
一緒に眺めてげらげら笑った。母はこのシリーズをすごく気に入っていて、親戚の子供達へのプレゼントによく使っていた。
子供が生まれて、そのつながりで知り合った友人が五味太郎の大ファンで講演会? とかにも出かけるレベルで心酔してた。なにかの時に「私、正直言うとこの人の絵があんまり好きじゃないんだ」と言うと「あ。実は私も絵はどうでもいいんだ。五味太郎が好きなのよ」と言われて、笑ってしまった。それってどうなの? と思いながらなんとなく納得できるとこもあって。
「絵が好きじゃない」といいながら、家にもけっこうたくさんの五味太郎本があった。たいてい手放してしまった中で「言葉図鑑」数冊と「ことわざ絵本」「正しい暮し方読本」は子供用本棚に残っている。息子が好きでよく読んでいたっけ。
私の本棚の五味太郎本は「ジャズソングブック」一冊のみ。絵と訳詞と楽譜のバランスが良くて、この本はとても気に入ってる。「ジャズソングブック2」というのもあったらしい。
現在は品切れ。いつか古本屋で出会えないかな。
五味太郎の写真絵本で好きなのがあったよなあ、クリスマスっぽいやつ、と思ったけど、題名もなにも思い出せない。公式ブログの右下にある「五味太郎図書一覧」で五十音順に「あ」からずっと探してようやく探し出した。
残念ながらこれも品切れみたい。
すみません。流通してました。
このエッセイ、とても面白かった記憶がある。こちらも品切れか。品切れ多くない? 作品数が多いからしかたないのかねえ。

言葉なんかおぼえるんじゃなかった: 詩人からの伝言 (ちくま文庫)
- 作者: 長薗安浩,田村隆一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/11/10
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (3件) を見る
唐突だが、私の中では田村隆一と五味太郎は同じカテゴリーに入っている。どっちも我が道を行く人。でもひねくれたとこがなくて明るくって人好きがする感じ。単なる私の勝手なイメージ。