仕事の研修が博多であったので、先日の日記で書いた母のネックレスを駅構内の鼈甲売り場に持って行ってみました。店頭で修理はできませんが本社に送れば…と言いながら見てくれて「あら、うちでお買い求めいただいたものですね」言われてみれば、確かに売り場に書いてあるのと同じ店名がケースに印刷されていました。結局、「つなぎが一箇所なくなっているだけなので今直します」とカウンターの奥から鼈甲の小さなパーツが色違いでぎっしり入った箱を取り出し、その中からサイズや色が似たものを選んで金属の串を使ってささっと(手早くてどうやってるのかよく分からなかった…)繋げてくれました。修理代金はパーツ代だけで済みました。
鼈甲は色が明るいほうが希少価値があるそうです。このネックレスなら祝儀、三回忌以降なら不祝儀にも使えますと言われました。虫喰いも曇りもなくてほんとに綺麗ですねと慈しむように扱って下さってうれしかったです。正直にいうと鼈甲のアクセサリーは殺生な気がしてあまり好きではないのですが…。
母のほうが使うことがあると思うので、今度実家に帰ったら「お友達と出かける時にしたら? 私がもう少し年取ったら改めて貰うよ」と渡してこようと思います。