畑にキャベツを取りにいったら、なにかに齧られたようになっていました。一つだけでなくていくつも。鹿? 鳥? なんだろう?
どうやらヒヨドリらしい。「ヒヨドリがキャベツを食べ出したら、もう渡りの季節やなあって思う。体重を落とすためにキャベツを食べるんよ」だそうな。え〜本当かなあ? ネットでヒヨドリのことを検索してみたら、宮崎学さんのサイトがヒットしました。(関係ないけど、この方の絵本は子供が小さい頃、随分読みました。)
意地悪なヒヨドリと素敵なヒヨドリ | 宮崎学フォトエッセイ・森の動物日記
宮崎さんの記事によると、ヒヨドリは一か所に留まって暮らすものと渡りをするものがいるようです。もう少し詳しく知りたくて検索したら、こういうサイトもありました。
かつてヒヨドリは、秋になると越冬のために朝鮮半島などから日本へ渡ってくる冬鳥でした。しかし近年は、時間をかけて日本の環境に適応したため、1年をとおして国内で姿を見られる「留鳥」となりました。
ただ、北海道や東北など寒冷地に生息している個体は、10~11月頃に群れを作って本州へ南下するため、地域によっては季節ごとに短距離の移動をする「漂鳥」としての性質をもっています。
と書いてありました。ヒヨドリがキャベツを食べる理由については、こちらのサイトに載っていた下記の記事が正解な気がします。(トップの「鳥へぇ」から「ヒヨドリ」に飛ぶと行き着きます)1970年頃から食害が報告されるようになったとのこと。留鳥のヒヨドリがすでに生息しているため、渡りをするヒヨドリが本来の生息圏である林に入れず、畑で農作物を食い荒らしだしたという説。
九州のヒヨドリは、10月頃に本州からやってきて、4月頃にまた帰って行くそうです。関門海峡を渡る大量のヒヨドリは「竜の渡り」とも言われるらしい。知りませんでした。
農家にとっては憎い害鳥でしょうが、「お腹いっぱい食べてしっかり飛んでいきなさいよ」という気分です。でもできれば何個も食い散らかさないで一個をしっかり食べてほしいなあ〜。
宮崎さんのフクロウ写真集。絶版かあ……と思ったらハンディ版で復刊してました。