いつの間にか夏が終わってしまったのに実感が湧かない。まだ朝顔がいくつも花をつけているし、道端の露草も青い花を咲かせている。でも彼岸花が咲いていたのは少し前で、もう枯れてしまった。金木犀の花も散った。もう秋、どころか、じきに冬がやってきそうだ。
先日、腱鞘炎になって整形外科に行き、レントゲンを撮ったら「変形性関節症の初期段階ですね。指の第一関節が少し変形してきている」と言われた。老人がなる病気だと思っていたのでびっくりしたが、もう五十代も半ばなので驚くほどのことではなかった。
いろいろ滅入るニュースが多くて、気持ちが沈んでしまう。年をとって気難しくなってきたのかな。世の中のことなど気にせず、日々心安らかに過ごせばいいんだと思うけど、それが難しい。
農家の仕事は楽しい。体を動かすのは心身のために良いと実感している。ただ、体力が衰える年頃なので疲れることもたしか。横になってダラダラとスマホでニュースを見ることが増えて、そのせいで気が滅入るのかもしれない。意識してスマホを見る時間を減らした方が良さそうだ。
長めの文章を読んだり書いたりするのが億劫になってきた。体は農作業で鍛えるとして、頭も鍛えてないと、今以上に耄碌しそうだ。せめてブログくらい書こうかな。
指輪を受け取りに行ったとき、近くであっていた原田治展に行ってきた。私がはてなを知ったのは、何かどうでも良い調べごとをしていて原田治のはてなダイアリーに辿り着いのがきっかけだ。しばらくは誰が書いてるか気がつかず、ただ、(気難しくて趣味が良い金持ちのおじいさんだなあ)と思って楽しく読んでいた。展覧会は意外と若い人も多かった。