こちらの記事を読んで、綺麗だなあと思った。
私も、こういう風化していくものが好きだ。枯れた草花も刈り取るのを躊躇して、そのまま放置してしまう。そういえば長いこと庭仕事をしてなかったなと思って、外に出た。
「庭に出る」なんて書くとまるで大邸宅に住んでいるみたいだ。もちろんそんなわけはなく、庭というのもおこがましい、ほんのささやかなスペースに雑多な草花を植えて楽しんでいるだけだ。
相当放置していたので、タンポポ、ヨモギ、セダム、蛇苺、その他の雑草が元気よく伸びていた。そして、そのままにしていた枯れ草の根本からは 新しい芽が出てきていた。
ようやく刈り取った「風化していくもの達」。左から、ローズマリー、アヤメ、紫蘭、ツワブキ、紫陽花、チェリーセージ。
草木類は虫がつくので基本的に保存しない。例外はドングリや松ぼっくりで、煮沸して取っている。また、海で拾った貝殻や石、ガラスのかけらなども捨てられず、棚に並べて飾っている。
(瓶の中身は桜貝の貝殻。並べているのはウニの殻。)
(ガラス瓶に入れて保管しているものが多い。)
何の役に立つわけでもないし、普段、ほとんどその存在を忘れているのだけれど、こうやって出してみると、なんとなく和む。多分、このままずっと持っておくと思う。