私は昔から「小動物っぽいね」とよく言われてきた。小柄だし、人間として動作が非常にぎこちないせいだと思う。例えば、ペットボトルから直飲みする時は必ず両手で抱える。この動作は複数の人から「小動物っぽい」と言われたが、片手だと量の調整がうまくいかず「ブホッ」となるので仕方なくやってるだけだ。一事が万事、人が普通に想定する動きや仕草からズレていて、違和感があるらしい。
「小動物っぽい」って、褒め言葉なんだろうか? どっちかというとバカにしてない? 言われてうれしい気持ちが良く分からない。
そもそも、小動物は可愛いのか。そりゃ猫とか小型犬、ウサギ、リスなんかは、まあ可愛い。でも、そういう愛玩動物以外の小動物って、知能が低そうで、どこかキモい気がするんだけど。
自分が「小動物っぽいね」と言われた時、頭の中で連想してるのは「ツパイ」だ。アルコールを好み、ウツボカズラをトイレにする、リスのようなねずみのような邪悪?な小動物。パッと見ると…いやパッと見でも可愛いくないな。なんかキモい。そういうものに私はなりたい…わけでもないのだが。
子供の頃、「ブスのくせにぶりっ子」と言われたことがある。仕草が「ぶりっ子」なんだそうな。いや、これ、スムーズな動きができんだけなんだって。そう思って悲しかったなあ。