近くの業務スーパーに熊本産の栗が売ってたので買ってきた。剥いたら三分のニが悪くなっててニ合炊くのがやっとしか残らなかった。安物買いの銭失い。
雪辱を果たすべく、隣町の直売所に行ったけど売ってなかった。残念。普通にスーパーで買えばいいんだけど、なんか意地になって中間市の「新鮮市場さくら館」まで行ってきた。
正直、遠くから出向く規模の店ではないが、地場産野菜が新鮮で安い。田舎特有の、スーパーを兼ねた小規模直売所。一袋380円の栗を三袋、他にいくつか野菜を買った。
中間から鞍手にかけての道は、電柱や高圧線鉄塔が目立つ田舎道だ。この風景が好きなので寄り道して帰った。
写真が下手でわかりにくいけど、山々に高圧線鉄塔が何本も立っている。
鞍手古月変電所と、その近くの道路。
宮沢賢治の「月夜のでんしんばしら」を思い出す。田んぼの中の小道沿いにずっと電柱が立っている。
水門を見に寄ってみたら鷺がいた。私の気配に驚いたのか飛び立ってしまった。
帰宅してからは、延々と栗の皮剥き。約ニ割が虫喰いなどでダメだった。前回がひどかったので、上出来じゃん、と思う。おとなしくスーパーで買ったほうが品質が良かったのかな。まあ、ドライブもできたしいいか。正味800グラムほど。半分は冷凍し、400グラムを使って四合炊いて、隣の父母と食べた。栗ご飯、豚肉の冷しゃぶ、きゅうりとトマト添え、沢煮椀。美味しかった。ごちそうさま。夜になって中秋の名月だったのを思い出して外に出た。小さな丸い綺麗な月。お団子も買ってくれば良かったなあ。
「沢煮椀」は、このレシピ集に載っていたもの。千切りの人参、ごぼうと豚肉を炒めて、出汁をはったもの。豚肉の代わりに白味魚などでも美味しい、と書いてありました。