元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

虫のように生きている

6月から始めた仕事が楽しい。屋外での肉体労働が主だ。腕カバーをしているのに、二の腕が真っ黒に焼けてしまった。

 

現場の仕事は、その場の空気を読んで、「今、自分が何をすればよいのか」を考えながら行動することが求められる。私が一番苦手なことだ。ただ、単純作業(器具の洗浄や片付け、物品の仕分けや配布)が主な職場なので、今のところ(この人、かなりトロくない?)程度の認識で済んでいる…と思う。

 

一番問題なのは休憩時間で、同僚との会話が時に、ちょっとだけ、苦痛。子供やその他家族の話、仕事の愚痴など、正直あまり興味がない話題が多い。適当な相槌をうったり話を合わせることで凌いでいる。どうしても今日は疲れて会話が無理だという日は「ちょっと用事があるので」と外に出て時間を潰している。そもそも、相手も別に私と話したいわけではないのだから、事を荒立てなければなんとでもなる。

 

仕事をやっていて、最後までなにごともなくスムーズに行くと、達成感がある。変なたとえかもしれないが、「今、私は、虫のように生きている」と感じる。それは悲しいことではない。庭先で鳴いている蝉や、花にとまる蝶、畳の上を跳ねるように移動する蜘蛛などを見るのが好きだ。自分も同じように生きていると思うと心が安まる。

 

今月末まで働いたら、来月は丸々休みだ。ゆっくりしたいところだが、今の仕事だけだと収入が足りない。何か夕方以降にできる仕事を探さないと。何がいいかなあ。

 

虫けら様

虫けら様

 

この漫画好きです。この版は品切れか絶版なのかな。中古品しかないみたい。残念。

 

虫けら様 (ちくま文庫)

虫けら様 (ちくま文庫)

 

ちくま文庫版は現在も流通してるみたいです。