元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

怖い夢とバク

人に刺される夢をみた、という話を読んだ。

 

bambi-eco1020.hatenablog.com

 

私も子供の頃、人に追われて刺される夢をしょっちゅう見ていたなと思い出した。

 

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いつから、刺される夢を見なくなったんだろう? 大人になってから? 覚えていない。最近は、夢自体見なくなった、というか覚えていない。夢は感情の老廃物だと思っている。年をとって感情をゆさぶられることが減ったからだろうか。いや、悩みはつきないのだが。なんにしても、自分にはどうすることもできないし、という悟りというか諦めの気持ちが先にたつようになった。

 

 昔々、子供たちが幼い頃、「こわい夢を見た」と訴えてくる度に「心の中にあったいやな気分がこわい夢に変わる。こわい夢はバクの大好物。喜んでバクバク食べるからバクっていう。こわい夢を見るといやな気分が心からなくなるしバクも喜ぶし悪いもんじゃない」といったことをおもしろおかしく話してやっていた。そうするとげらげら笑って元気になるのだ。笑う子供の顔を見ると、ほっとした。

 

それにしても、これは私の得意な(?)でたらめ話の一つで、子供たちもおもしろがってるだけだと思っていた。ところが娘は「バク」の存在を半分本気で信じていたらしい。小学生のころだったか、風邪をひいて寝ている娘が私を呼ぶので行ったら「バクさん、どっかいったのかな」という。彼女の夢は、テレビの画面みたいになっていて、隅っこのほうにバクが待機しているらしい。そして、こわい場面になるとバクバク食べてしまうんだそうだ。...…便利いいな。そのバクがどっかにいったという。「ん~。体調悪くてこわい夢ばっか見るから、食べ過ぎでお腹こわしたんじゃないの?」というと「ふ~ん」と納得したようなしないような顔をしていた。

 

大学生になった娘に、ふとある時、「そういや、今でもバクは出る?」と聞いたら、「いや〜出てこないねえ」と言っていた。大人になると居なくなるのかな。

 

こんやも バクは ねむらない (講談社の創作絵本)

こんやも バクは ねむらない (講談社の創作絵本)

 

 

「バク、夢」で検索したら出てきた絵本。面白いかな。娘は「小さい頃は、バクがどんな動物か知らなかった。夢に出てきたのはカバっぽかった」と言ってました。

 

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昔、資生堂のPR誌に、この人の夢日記が連載されていておもしろかった。ただ、創作系の人は別として、夢のことはあまり振り返って考えないほうがいい気がする。こんな記事書いといてなんだけど。嫌な夢を見た時は、美味しいもの食べたり、綺麗なもの見たり、信頼できる人に甘えたりして、自分を大事にしてやるといいと思います。

 

*追記*

誤字訂正しようと思ったら、なんか記事消してしまって、慌ててまた打ち直しました。スマホとパソコンの両方で書いてると、よくやっちゃう