書籍ではなく、ネット上の記事です。犬鳴トンネル近くの砕石所のことを調べていて見つけました。戦後、犬鳴山に入植した方々の話です。サイト内の他記事を読んでいくうちに、聞き手は元高校教諭の方だとわかりました。
それほど長い文章ではありませんが、興味深かった…と言っていいのか…相当な苦労をされた様子が書かれています。
犬鳴峠については、都市伝説的な恐怖エピソードを面白おかしくとりあげたサイトがたくさんヒットするし、来年はホラー映画も作られるみたいです。そんなフィクションより、実際の歴史の方が、ずっとおもしろそうなのに。
先日ちらっと触れた、犬鳴御別館(有事の際に福岡城から移るための逃げ城)を巡る幕末のお家騒動も、今まで全然知りませんでした。
人口も減り、今後、田舎の小さな集落はどんどん無くなっていくでしょう。仕方ないこととはいえ、そこに人が住んでいたことさえ忘れられて、苦労して開墾した土地が、竹林や藪に飲み込まれていくのは、寂しくて悲しい。部外者の感傷ですが。
幸い、犬鳴御別館周辺は綺麗に整備されているようです。入植地が今どうなっているかは分かりません。係累の方が継いでいるのかどうかも。他人が興味半分で立ち入って荒らしたりしないといいなあと思います。
この記事が載っているサイトは、情報量が多くて面白いのですが、誰が作っているのか不明です。宮若市の公式ホームページかな?と思いましたが違うみたいだし。旧ホームページが残ってるのかな。だとしたら、このまま残して欲しいです。
「みやわか ふれあいページ」http://fuji.pro.tok2.com/index.html