元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

大学の頃からの友人二人が家にやってきた

先日、携帯を買い換えました。電話番号やメールアドレスが変わったので、ごく親しい人だけに連絡をしました。結果、長く連絡をとっていなかった友人と会うことになりました。

 

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昨日は、大学の頃からの友人二人が家に来てくれました。三十年来の友人……といっても、会うのは三年ぶり。私の交友関係は狭くて淡いです。久しぶりに会っても、「きゃ〜久しぶり〜! 元気にしてたあ〜?」的なノリはなく、簡単に近況を話したあとは、今気に入っている音楽を聞かせてもらったり(今はスマホがあるから便利ですね。すぐ検索して聞いてみることができる)、近所のレストランに歩いて行って一緒に食事をしたり、家でコーヒーや紅茶を飲みながら雑談したり。お昼前にやってきて、夕方まで一緒に楽しく過ごしました。

 

片方の友人は、お母さんが癌で、ほぼ実家で同居状態だそうです。結婚後ずっと住んでいるアパートには週一くらいで帰っているとのこと。長年、心身の不調に悩まされている彼女ですが、以前会ったときより元気そうでした。大変な状況だから気を張っているのかな。「なかなか一人で外に出る機会がない。今日は、会えるのを楽しみにしてた」と言ってくれてうれしかったです。

 

三人とも、大学卒業後の生活環境は全然違います。一人は、新卒後の勤め先を結婚退職して夫婦二人暮らし現在別居中。もう一人は、新卒後の勤め先からすぐに転職したあとは、一つの会社にずっと勤めていて、実母と実家暮らし未婚。そして、出産後勤めを辞めたあと、数年の専業主婦生活を経て、中年以降は職を転々としている私。若い頃は、年に数回連絡をとりあって、季節ごとくらいに会っていました。疎遠な時期は、年賀状やメールのやりとりだけで「そういや何年会ってないんだっけ?」と考える程度。それでも縁が切れることなく交友が続いているのは、逆に、この疎遠さが良いのかもしれません。

 

生活水準も違うし価値観も違います。(たぶんお互いに)えっ?と思うような行動や言動があっても、ある程度言いたいことを言ったあとは、相手の判断に任せて立ち入らず、どうしても許容できない時には会わずに時間をおいてきました。専業主婦時代に私が調子を崩した時は、その行動を非難せず、バカにもせず、そっと放っておいてくれて、ありがたかったです。まあ、「大丈夫?」と心配しつつ、ドン引きしてるのは十分伝わりましたが(笑)

 

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片方の友人が実家で暮らすことになったので、三人の生活圏が近くなりました。「長時間は無理でも、気分転換にちょくちょく会おうね」と約束しました。お互いが負担にならない程度に、これからも仲良くやっていけたらいいなと思っています。

 

アップダイク自選短編集 (新潮文庫)

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私たち三人は文学部英文学科出身です。原書を四苦八苦しながら読んでました。しかし、今年で母校の文学部生は募集終了になるそうです。時代の流れなんでしょうが、ちょっとさびしい。社会に出た時、直接的に役に立たない学科は淘汰されるんですかね。母校は、貧乏人から金持ち、チャラい人から生真面目な人、学力高い人から低い人まで、それぞれ限度はあるにせよ、多様な学生がいる、自由でおもしろい大学でした。当時の思い出話をしていて、「可愛い子が多かったよねえ」「そうそう、高校だったらクラスに一人レベルの子がうじゃうじゃいた」と盛り上がってしまいました。自分ら、おっさんか。