元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

玉露を淹れるのが難しい(追記あり)

実家に行ったら「玉露用の茶器は要らないか」と言われました。全然要らなかったけど、「年老いた親が物を譲るといいだしたら断るな。整理する能力がなくなる前に、少しでも実家を片付けておくと自分が楽。必要なければ貰ったあとで捨てれば良い」という先輩ヘルパーの教えに従って、貰うことにしました。

 

出してきたのを見ると、元々、価値あるものではないうえに、外箱はないし湯さましに欠けがあるしで、リサイクルショップでも断られそう。とはいえ、元々は祖母から貰ったものと聞くと、即座に捨てるのは躊躇してしまう……ということで、それほど場所を取るものでもなし、持ち帰って食器棚に並べました。

 

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横のティースプーンや奥のぐい呑、上のスープカップやコップと比べると大きさが分かると思います。かなり小さい。

 

 

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上野焼です。急須と湯のみ5個、湯さましのセット。急須が手のひらに乗るサイズ。湯のみ一杯は50ccくらいです。

 

近くのお茶屋さんには、100グラムで2,000円の玉露しかなかったので、それを50グラム買ってきて淹れてみました。昔、星野村矢部村(勘違いでした)で初めて玉露を飲んだ時、(こんなに甘くて美味しいんだ!)と驚いたけど、自分で淹れるとそうはいかず……ふ〜ん、こんなもんかって味。もう少し高いお茶じゃないとダメなのかな。せっかくなので、美味しく淹れられるように試行錯誤してみます。

 

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)

 

 

夫の母はお茶をする人です。子供が小さい頃は、甥っ子や姪っ子も集めて、お茶会のまねごとをやったりしてました。彼らが大きくなってそんなこともなくなりました。それでも、日常的に「お茶飲もうか」と言って、台所のポットからジャーッとお湯を注ぎ、カシャカシャッと点ててくれます。「侘び寂び」は全然ないですが、点てたお茶はムースのように滑らかで美味しい。私は全然作法とかわかりません。ちゃんと習っとけば良かったかなあ。

 

www.aganoyaki.or.jp(リンク先に上野焼作品の画像はほとんどないです。催事のポスター画像などはあり。)

 

上野焼は、福岡県の焼き物です。今時は100円ショップでおしゃれな陶器が手に入るので、窯元はどこも苦戦しているようです。私は陶器が好きなので、がんばって欲しいです。単なる私の偏見ですが、伝統的な上野焼の作風は、若者には受けなさそう。むしろ、アジアの富裕層向けに高級陶器作ったらいけるんじゃないかな。無理かしら。

 

*追記*

 「上野焼協同組合の公式サイト」に、上野焼作品の画像がなくてびっくり。なんでだろ⁇  福智町図書館・歴史資料館「ふくちのち」のサイト内ページが、画像も綺麗だし、分かりやすかったので、リンク貼っておきます。

 

fukuchinochi.com

 

追記の追記

「ふくちのち」トップページから「上野焼再発見プロジェクト」への行き方が分からないです。リンク切ってあるのでしょうか? そういえば、この図書館、館長が任期途中に雇止めになって、裁判沙汰になってましたっけ。あの後、どうなったのかなあ。

 

www.bengo4.com