元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

洋服の捨てどきが分からない、など

ジャケットの袖口補修をしました。博多井筒屋の閉店セールで見つけた45rpmのものです。井筒屋が閉店したのは2007年だから、もう10年も着てる。着倒して色落ちしていましたが、愛着があって一昨年だったかに染め直しにだしました。ところが染め直してみると袖口が擦れてほころびているのが目立つのです。出す前に気がつけよ、自分。結局、染め直しと袖口の補修で、八千円弱かけてしまいました。そこまでする服だったかなあ…。ま、元がとれるようにこれからも着ます。

 

この服に限らず、洋服の捨てどきが分かりません。随分昔に誕生祝いということで夫に買ってもらったDAKSのコートは、バブル期のシルエットなので肩パッドが入ったもの。さすがにそのままでは着られなくなり、こちらもリフォームにだして、パッドを取りシルエットも少し変えてもらいました。

 

他にも値段にかかわらず長く着ている服が多いです。ファッション関連の記事を見ていると「高価な服でなくてよいので今年の服を着よう」とか書いてあります。でも、ファッション音痴なくせに好みがうるさい私は、コートやジャケットを買うまでに時間がかかります。最近は、子供にお金がかかるので自分の服なんてそうそう買えないし。もう初老だし、ちゃんと洗濯して清潔なら、どんな格好してもいいよね!と開き直ってます。

 

初老だし、と言えば、「年相応の格好」というのもよく分からないです。数年前の夏、友人と美術館に行く約束をしたので、ジャージ素材のワンピース(知り合いのマダムからのお下がり)に、オープントゥの黒のパンプス、黒の麦わら帽子で出かけたら、会ったとたんに「え? なに、その格好。マダムっぽい。写真撮っていい?」と言われました。そんなに変??と聞くと「いや、かっこいいよ、うん、かっこいいって」と言われたけど…絶対思ってないよね。「年相応の格好」「TPOにあった格好」とコスプレの差がよく分からないです。

 

こんなことなら、若い頃から試行錯誤してファッションセンスを磨いとけば良かったなあ…って、それ以前のレベルかな。まあ今更仕方ないので、自由に好きな服着て暮らします。好きな服、なかなか買えないけど。

 

 若い頃、いい年をしたおばさんが若い子の服を着ているのを見ると「なんで?」と思ってました。特にファッションに興味がある風でもない、どっちかといえば無頓着そうなおばさんが「なぜそれを着る?」って。自分がおばさんになってみて分かった。おばさん用の服って高価だしマダム感が半端ないです。普通の平民のおばさんには手が出ないし着ていくとこもないです。というわけで、ショッピングセンターのearth music&ecologyのバーゲンなんかで若い子に混じって服を買うのでした。