今日は12時から17時までシフトが入っていましたが、13時には予定されていた仕事が終了してしまいました。こういう場合、シフト分の給与は保証されています。といっても職場内で自習?することが前提です。ということで15時までは仕事のマニュアルを読んだりツールを操作したりして過ごしました。しかし、さすがにあと2時間を無為に(と言ってはなんですが)過ごすのはつらくて早めに帰宅しました。
先日から、もう何年も積んだままだった『数学は言葉』を読んでいます。ちゃんと本を読むのは、四月の『偶然の祝福』以来です。読み物と違って斜め読みをすると分からなくなるので、なかなか進みません。8章あるうちの3章までようやく読みました。今日のように思いがけなく時間ができた時に読め進めれば良いのですが、疲れていると読む気になれません。今から早めのお風呂に入って、少し疲れが取れたら取り組むつもりです。
少し前に、俳句の盗作疑惑がニュースになっていました。その時に、この本のことを思い出しました。たしか類句を集めて紹介してあったので。今、取り出して確認したら、最終章の一番最後の部分が「類句その他」でした。
月の夜や石に出て啼くきりぎりす 千代女
月の夜や石に登りて鳴く蛙 蘭 更
こういうのがたくさん紹介されていて楽しいです。
木がらしや東京の日のありどころ 芥川龍之介
几巾(いかのぼり)きのふの空のありどころ 蕪 村
蕪村の句を踏まえた芥川の句。この「ありどころ」という言葉を使った後続句も六句紹介してあります。読みだすとキリがない。疲れた時はこういう本に限ります。でももうやめなくては。
芥川の句、表記が違ってました。
在りどころ→ありどころに訂正しました。