元活字中毒主婦の身辺雑記

日常の細々したことなど。

朝の小さな攻防

私の朝は忙しい。6時起床。顔を洗って着替えて、麦茶を沸かし、みそ汁と弁当のおかずを作る。7時には家を出て夫を駅まで送っていく。もうバタバタもいいとこ。もう少し早く起きれば済む話だけれど、私が起きると夫も目がさめるらしく、睡眠時間が減るのは嫌だとのこと。そういう状況なので「おかずを詰めた弁当にふたをしてハンカチで包むのと、お茶をペットボトルに入れること」だけはやってね、と言っているのだが......これがルーティンになるまでにはかなりの時間がかかった。

 

最初は、時間ぎりぎりになってもやらない夫に(このままじゃ間に合わない)と思って私がやってしまった。意外となんとかやれてしまうのだ。でも、そうすると、ゆっくりのんびりくつろいでいる彼にイライラしてしまう。朝から機嫌悪くなりたくないのでなんとか一つくらい作業をしてもらいたい。絶対にやってもらうぞと心に決めた。

 

その次は「そろそろやらないと間に合わないよ」と声をかけるようにした。すると大判のハンカチってどれだっけ? と聞いてきたり、狭い台所の作業スペースをうろうろしてペットボトルを選んだりするので、なにかと手助けすることになり、かえってめんどくさい。黙って見守っていると「ごめん。時間なくなった。お願い」となってしまう。

 

お願いされる余裕を見せなければ良いんだということで、流しの洗い物をしたり布団をあげたり常に作業をすることで隙を作らないようにする、テーブルの上にやかんとペットボトルを用意する、ハンカチをリビングの目につくところに置くようにする......以上の準備によって、ようやく「おかずを詰めた弁当にふたをしてハンカチで包むのと、お茶をペットボトルに入れること」という作業が夫のルーティンになった。今では自分で引き出しからハンカチを出してくるし、テーブルに準備できていなくても自分でやっている。

 

とまあ、たった一つの作業が定着するまでにも、かなりの手間がかかるわけです。結構疲れる。

 

 

私はペットボトルを再利用するのになかなか慣れなかったです。そういう習慣がなかったので。不衛生な感じするし。水筒は重いから嫌だそうです。まあそれはわかる。結果として、新しいボトルを入手したいがためにペットボトル飲料を購入する頻度が増えている私。それでもって「家で沸かして持っていけば良いのに」と夫に言われる。なんか納得できない。