読み始めたのは『πの話』のほうが先でしたが、読み終わったのはこっちが先。正月に実家に帰ったら下の弟が帰省してました。そして帰り際に「これ姉ちゃんにやるよ」と、『ヘウレーカ』をくれました。
岩明均は20年以上前に『寄生獣』を読んで以来です。『寄生獣』はめちゃめちゃおもしろいと思いました。本来、私はグロテスクな描写がとても苦手なのに、夢中で読みました。『ヘウレーカ』は、あっという間に読み終えてしまって物足りなかったです。大量殺戮兵器で人が死ぬシーンの情け容赦のなさに『寄生獣』を思い出しました。『ヒストリエ』も読んでみようかなあと少し思いましたが、こういう容赦のないシーンが多いようだと耐えられないかもしれない。
『πの話』に収録されていた「アルキメデスとシラクサ攻防戦」というこぼれ話を読んだばかりだったので、この2冊を続けて読むことになった偶然がおもしろかったです。
弟が実家で読んでいた本。多分、これだと思う。話題の本なんですか? なんかそういったことを言ってました。